はじめに
地域のコミュニティー機能の低下が懸念される中、子どもや子育て世代、高齢者が集い、交流する「子ども食堂」の活動が全国に広がっています。
山陰中央新報社は、2020年10月に全国の地方紙では初めてとなる子ども食堂「子どもご縁食堂」を開設し、子ども食堂の取り組みや支援の輪がさらに広がることを願い活動をしています。
島根県内のこども食堂は近年、急速に数を増やしていますが、これらの取り組みは運営者の“志”で成り立っているのが現状です。今後も安心して継続できる環境を整え、さらに拡充をしていくため「子ども食堂応援プロジェクト」を展開します。
持続可能な社会の実現のために、私たちと手を取り合いながら、プロジェクトを推進していきましょう。
プロジェクトについて
島根県でも急速に拡大している子ども食堂は、運営者の志で成り立っており、経済的な負担のほか、人材や資機材の面で安心して継続するには課題が多くあるのが現状です。
多くのこども食堂は多世代が交流できる場所となっていますが、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが実施したアンケートで、利用対象について「年齢や生活状況によらず誰でも」に該当すると回答したのは29%に留まり、正しい実態が認知されていない現状です。
プロジェクトでは子ども食堂に触れて、知ってもらうイベントのほか、子ども食堂の今後の在り方を議論するシンポジウムを開き、寄せられた協賛金の一部を島根県社会福祉協議会へ寄付をします。安心して食堂運営ができる環境づくりを後押しし、運営団体同士や食堂を支える皆さまをつなぐネットワークの拡大、子育て環境の充実を推進してまいります。
子ども食堂について
全国で9,100カ所、年1,000カ所のペースで増加しています。
2020年度の人口10万人あたりの数は、1位沖縄県、2位鳥取県、3位東京都。島根県は最下位となりました。しかし、2023年度に島根県内は98カ所に増え、10万人あたりの数は5位にまで上昇しました。
子ども食堂は、食事の提供だけでなく、孤食を防ぐため多世代が集う食堂、食育に注力する食堂、学習支援の時間を設ける食堂など多様です。多様な子ども食堂が増えるほど、いろいろな人たちにとっての居場所が増えることになります。
島根県内で
「しまね子ども食堂ネットワーク」に
登録している子ども食堂はこちら
私たちはこの活動を
支援しています
協賛企業様
個人の協賛者様
- 佐貫内科医院様
- すみれ調剤薬局様
- 双樹学院職員一同様
- ほしの内科・胃腸科クリニック様
- 若槻内科医院・若槻 豊様
- くれよん薬局・上原 隆様
- 社会福祉法人ひよし福祉会・熊野 淳子様
- ぽよぽよクリニック様